現地レポート

バッタ 2018年2月

イタリア中部ウンブリア州ペルージャ近郊のオリーブオイル生産者。
駅で初めてお会いしたオーナーのジョバンニ・バッタ氏はプラカードを持って待っていてくれました。彼は私が今まで見た事がないくらい、目がキラキラした方でした。
ペルージャ駅からオリーブ畑を抜けて、車で程なく「フラントイオ・バッタ」社に到着。
熱烈に歓迎されたのは大型のワンちゃん。そして奥様のジュリアーナさんと100歳近くになるお祖母様が静かに佇んでいました。
「彼女が元気なのはウチのオリーブオイルを使ってるからよ」と奥様。
そんな元気の秘訣がこれから見れるのかなと期待が高まってきました。

フラントイオ(搾油所)の入り口
フラントイオ(搾油所)の入り口

早速 事務所兼フラントイオ(搾油所)へ向かう。
話していると、とても明るくてチャーミングな奥様ジュリアーナさんと、物静かで誠実さが滲み出てるジョバンニさん。
こちらの緊張も少し解けてきたところで、まずは搾油所内の見学。

搾油所内は清潔で整理整頓されています。
搾油所内は清潔で整理整頓されています。

コンパクトながら清潔で掃除の行き届いた部屋と搾油機械。どうやってオリーブオイルが出来るのか順を追って説明してくれます。
「敷地は14ヘクタール、約3,400本のオリーブが植わってます、この写真が敷地の航空写真ね」知的で饒舌な奥様が サポートしてお話してくれます。

バッタ氏所有の畑の航空写真
バッタ氏所有の畑の航空写真

そしてジョバンニさんとオリーブ畑へ。
「この木はレッチーノ種、この元気な木は土着品種のドルチェ・アゴージャだよ。この品種はパワフルだから葉っぱも上向きなんだ。ポリフェノール値も高いしね。」

広々としたオリーブ畑
広々としたオリーブ畑

冬のオリーブ畑は華やかではありませんが、歩いていて とても気持ちが良い。
丁度剪定シーズンだったらしく、何人かの方が働いていました。一人すごく話してくれる人がいて、イタリア人だなぁと密かに思っていました。

オリーブの剪定中
オリーブの剪定中

畑の見学を終えて事務所に戻ると、ご近所のマダムがオリーブオイルを買いに来てました。地元にも愛されている生活に密着しているオリーブオイル生産者、イタリアの日常を垣間見ました。

ご近所さんがオリーブオイルを買いに来ている様子
ご近所さんがオリーブオイルを買いに来ている様子

「じゃあ、味見してみる?」
出されたのはDOP UMBRIAの1つと、オーガニックのブレンドのもの。
2月の訪問なので、前年の秋搾油のものでとても状態が良く、欠陥要素はまるで無し!

秋に搾油したばかりのEXVオリーブオイル
秋に搾油したばかりのEXVオリーブオイル

アーティチョークや葉野菜の香りが広がりしっかりとした辛味と苦みのバランスがよく、…美味しいー。
いつの間にお隣には、先程剪定してたあのよく話す方がいらっしゃって「どう?」と聞いてくる。聞くと鑑定士の方で、バッタさんのアドバイザーも務めているらしい。
どんなお料理にあいますか?との問いに、
「様々な料理にあうよ、ブルスケッタ、サラダ、肉類、マメ類。そう近くに湖もあるから淡水魚との相性も良いんだ」と。
えー、これは驚き!試さなきゃいけないメニューです。
そして何と言っても、この地は黒トリュフでも有名です。
アーティチョークのサラダか黒トリュフ料理に、バッタ社のオリーブオイルをかけたくなる…そんな胃袋でした。

アーティチョークにパルミジャーノチーズスライスにバッタのオリーブオイルをかけて
アーティチョークにパルミジャーノチーズスライスにバッタのオリーブオイルをかけて

パワフルな土着品種ドルチェ・アゴージャと穏やかで品のあるバッタご夫妻、オリーブオイルをライフワークにしている人々。
緑豊かな土地で元気な食材を食べる、これこそが 健康の秘訣かなと思うのでありました。

事務所には数々の賞状が飾られ、オリーブを測っていた秤などもあり。
事務所には数々の賞状が飾られ、オリーブを測っていた秤なども。
仲の良いバッタご夫婦
とっても仲の良いバッタご夫婦

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